ハットトリック産駒がドイツで種牡馬入り

2013年06月21日(金) 02:33 2 5

ハットトリック産駒で2011年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬ダビルシム/dabirsimが来年からドイツのゲシュトゥートカルツォフ(カルツォフ牧場)で種牡馬生活を送ることが明らかになった。ゲシュトゥートカルツォフはフランクフルト近郊にあるスタッドで、ドイツのリーディングサイアーになったことのあるサマムも繋養されている。

ダビルシムは1歳時にアルカナオーガストイヤリングセールでドイツ人オーナーのシモン・シュプリンガーに3万ユーロで購入された。2歳時はモルニ賞、ジャン=リュック・ラガルデール賞の仏G1の2勝を含む5戦5勝。3歳時はフォンテーヌブロー賞で短アタマ差の2着、プール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)では1/2馬身差の6着と、ともに人気を裏切った。

ダビルシムの父ハットトリックはケンタッキーで供用されているサンデーサイレンス産駒。母のルモードはその父ロイヤルアカデミー、母がオークス・デ・イタリア勝ち馬ブライトゼネレーションという血統。

種付け料は数週間のうちに発表される見込み。


■ゲシュトゥートカルツォフ
我がスタッドがダビルシムのような国際的なチャンピオンを繋養できることは誇りであり、身が引き締まる思いだ。シモン・シュプリンガー氏と関係者に感謝を申し上げる。


【補足】
ハットトリックの現時点での代表産駒であるダビルシムは4月に引退を表明していましたが、約2カ月を経て繋養先が決まったようです。この決定にはオーナーがドイツ人であること、家族の名を組み合わせた馬名を与えるほどの愛着があったことが影響していると思われます。

ドイツの競馬は英愛仏に比べると馴染みがない方も多いでしょうが、主要三カ国に匹敵するレベルであることは、凱旋門賞馬デインドリームなどの活躍馬が出ていることでも明らかでしょう。日本に縁のある血統がドイツの地で栄えていくことを、いつかはヨーロッパ全体に枝葉を広げていくことを願って止みません。

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