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6月3日にエプソム競馬場で行われるオークスの出走馬が確定した。

1番人気は1000ギニーを勝って牝馬クラシック二冠に挑むBlue Bunting、2番人気はオークスと同距離の準重賞を勝った超良血馬Wonder Of Wondersで4.5〜5倍、スタウト厩舎期待の星Havantが6〜7倍、G1競走3勝のMisty For Meが7倍。以上4頭が10倍未満の人気になっている。

枠 馬名（騎手）
01.Fork Handles（J.スペンサー）
02.Izzi Top（W.ビュイック）
03.Beatrice Aurore（T.ダンカン）
04.Misty For Me（S.ヘファーナン）
05.Siren's Song（F.M.ベリー）
06.Blue Bunting（F.デットーリ）
07.Dancing Rain（J.ムルタ）
08.Zain Al Boldan（S.ヒッチコット）
09.Havant（R.ムーア）
10.Eirnin（J.P.オブライエン）
11.Why（M.バルザローナ）
12.Wonder Of Wonders(K.ファロン)
13.Blaise Chorus（M.ヒルズ）



【補足という名のつぶやき】
　人気馬の解説は合田直弘氏のコラム「世界の競馬」に載っているので、そちらを参考にしてください。個人的に見どころを挙げるとすると以下の3つでしょうか。

1.Blue Buntingの二冠なるか？
　1000ギニーを中団後方から鮮やかに差し切り勝ちし、一躍牝馬クラシック戦線の主役に躍り出たBlue Bunting。長くいい脚を使えるのはエプソムの長い直線でも武器になりそうですし、血統的にも半兄や母の全兄が3000以上で実績のあるステイヤーでその他中距離の実績馬も多く、距離延長はむしろ歓迎材料では。というわけで、個人的には二冠達成の可能性は高いと見ています。

2.Wonder Of Wondersは本物か？
　母が大種牡馬Galileoの全妹と、血統的にはズバ抜けているのがこのWonder Of Wonders。有力馬で唯一2400を経験し、勝っているのも強みです。Blue Buntingを止められるとしたらこの馬を思うのも無理からぬこと。ただ、今季すでに3戦を消化し、前走は連闘と、臨戦過程に若干不安を感じるところも。

3.Misty For Meは2400をこなせるか？
　去年の2歳チャンピオンで今年も愛1000ギニーを勝ち、実績は最上位。ただ、父こそGalileoですが、近親はスプリンターが多く、2400は厳しいのでは。父Galileoで母がスプリンターというのは2000ギニー圧勝のFrankelに通じるものがあります（もっともFrankelの母系自体は中距離血統ですが）。この馬の走りからFrankelの中距離適性を占ってみるのも面白いかも。