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4日エプソムダウンズ競馬場で行われた英G1英国ダービーは、仏国ファーブル厩舎のPour Moiが最後尾追走から直線へ向くと追い込み、ゴール手前で抜け出していたオブライエン厩舎のTreasure Beachを差し切り、前走仏G2グレフュール賞から連勝で初G1制覇となった。鞍上は19歳のバルザローナ騎手でファーブル調教師と共に英国ダービー初制覇でクールモアスタッド所有馬でのワンツー決着だった。

1番人気のCarlton Houseは後方追走から直線追い込んだが、Treasure Beachを捉えるまでは行かず最後は力尽き勝ち馬にも交わされ3着に敗れ、念願のダービー制覇を逃した女王陛下もレース後は落胆している様子だった。

尚、このレースでオブライエン厩舎のRecitalへ騎乗予定であったファロン騎手は、同レースへ出走したEダンロップ厩舎のNative Khanへの騎乗契約をしていたが、Recitalへの騎乗を選択したためNative Khanのトルコ人馬主イブラヒム・アラシ氏がダービーへの騎乗無効を求め裁判を起こし、ダービー当日にダービーへの騎乗を無効する判決が下りスマレン騎手に乗り替りとなっていた。