タイキシャトル20歳に

2014年03月23日(日) 17:37 4 9

日本、フランスでG1レース5勝など、国内外通算13戦11勝の成績を収めた往年の名馬タイキシャトル(アメリカ産、牡、栗毛)が23日、20回目の誕生日を迎えた。今も種牡馬としての人気は健在で、毎年、年間100件近く種付けしている。現在、過ごしている牧場「イーストスタッド」(日高管内浦河町)には多くの競馬ファンが足を運んでいる。

 タイキシャトルはかつて町内にあった牧場「大樹ファーム」で育った。「北海道航空宇宙産業基地構想」を掲げた「宇宙のまちづくり」に携わっていた旧助役時代の大樹町長が、スペースシャトルからの連想で名付けた。

 1997年のデビュー戦で勝利すると、7戦目のマイルチャンピオンシップ(同年11月)でG1初制覇。98年にはフランス最高峰レースの一つジャック・ル・マロワ賞でも勝利し、短距離のスペシャリストとして初めてJRAの年度代表馬に選ばれた。レースで連対を外したのは、引退レースとなった98年のスプリンターズステークス(3着)のみ。

 引退後の99年からは「イーストスタッド」と「アロースタッド」(日高管内新ひだか町)を2年おきに行き来している。種付け需要は高く、産駒も活躍。メイショウボーラー、レッドスパーダなど重賞馬を輩出している。昨年12月の2歳新馬戦で勝っている馬に期待が寄せられている。

 高齢となってからも血気盛んで、担当者からは「やんちゃ坊主」と呼ばれるほど。種牡馬となって15年がたった今でも見学者は多く、夏場の期間中には週に10人は足を運ぶ。

 タイキシャトルの共同馬主の一人で、2011年に再会している大樹町長は「町民を沸かせてくれた最高の馬。いつまでも元気でいてほしい」と話している。

みんなのコメント

現在のコメント数4

みんなの投稿ニュース

サービス終了のお知らせ 長きにわたってご愛顧いただきました「みんなの投稿ニュース」ですが、8月22日(予定)を持ちましてサービスを終了することになりました。
長らくのご利用、誠にありがとうございました。
なお、コラムコンテンツにございます「みんなのコラム」は引き続きサービスを提供しておりますので、ご自身で執筆される記事の投稿につきましてはこちらをご利用くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。※記事の転載等は禁止しております。投稿ガイドラインをご確認ください。

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る