国体で活躍のユニック号死亡

2014年11月26日(水) 09:50 1 6

沢市の石川県馬事公苑で飼育されていた「ユニック号」(雌、36歳)が25日、老衰で死んだ。県馬事振興協会によると、国内最高齢とみられ、人間の年齢に換算すると100歳を超える大往生だった。馬術競技馬として石川、愛知国体で活躍、引退後は乗馬の練習馬やセラピー馬として県民に愛された。厩舎(きゅうしゃ)内には祭壇が設けられ、知らせを聞きつけたファンが静かに手を合わせた。
 ユニック号は1978(昭和53)年にオランダで生まれたダッチブレッド種で、石川国体の出場馬として県が90年に大阪府の乗馬クラブから購入した。翌年の石川国体では障害飛越競技4種目に出場。全種目で入賞し、石川の総合優勝に貢献した。94年の愛知国体では飛越競技の一つ「トップスコア競技」で優勝を果たし、96年には日本馬術連盟の功労馬表彰を受けた。

 愛知国体で選手としてユニック号に乗った金大馬術部コーチ、橘裕司さん(53)=金沢市大場町=は「素質が高く、これまでの競技人生の中でもピカイチの馬だった」と在りし日のユニック号を懐かしんだ。

 競技馬を引退した後は、県馬事公苑で乗馬ファンに愛された。県馬事振興協会事務局長の箸本芳夫さん(66)は「普通、競技馬は繊細で荒っぽいところがあるが、ユニック号はとてもおとなしい馬だった」と話す。温和な性質を生かして数少ないセラピー馬としても活動。県内の特別支援学校の生徒らと触れ合った。

 箸本さんによると、ユニック号は24日朝に座り込んで立ち上がれなくなり、25日午前3時半ごろ静かに息を引き取ったという。ユニック号の馬房の前に設けられた祭壇には、県内外から訪れたファンが大好物のリンゴやニンジンを置き、涙ながらに手を合わせた。

競走馬ではありませんが、セラピーなどで見た方も居ると思います。
ジャンルもそれらしいものがない…
この度はご愁傷さまでした。

みんなのコメント

現在のコメント数1

みんなの投稿ニュース

サービス終了のお知らせ 長きにわたってご愛顧いただきました「みんなの投稿ニュース」ですが、8月22日(予定)を持ちましてサービスを終了することになりました。
長らくのご利用、誠にありがとうございました。
なお、コラムコンテンツにございます「みんなのコラム」は引き続きサービスを提供しておりますので、ご自身で執筆される記事の投稿につきましてはこちらをご利用くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。※記事の転載等は禁止しております。投稿ガイドラインをご確認ください。

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る