シルバーチャームがオールドフレンズに到着

2014年12月03日(水) 23:24 2 4

チャンピオンホースとして活躍したシルバーチャームが12月2日、日本から祖国のケンタッキー州までの長旅を経て、無事にオールドフレンズに到着した。

シルバーバック産駒の20歳で1997年の二冠馬であるシルバーチャームは、この日同施設でファンにお披露目された。同馬は2005年から日本軽種馬協会静内スタリオンステーションで種牡馬生活を送り、種牡馬を引退したことから帰国してオールドフレンズで繋養されることとなった。

薄曇りの午後、パドックフェンスの外から多くのファンが輝く瞳をしたチャンピオンにカメラのシャッターを盛んに切るなか、スリーチムニーズファーム(元繋養先)のスタリオンマネージャーであるサンディ・ハットフィールドはシンプルにセレモニーの開催を宣言した。

「おかえり、シルバーチャーム」

シルバーチャームは日本での3週間の検疫を経て、11月の最終週に日本を後にし、アラスカのアンカレッジを経由し、18時間のフライトの末、シカゴのアーリントン競馬場に移動。4日間の着地検疫を受けた。最後は馬運車で8時間かけてイリノイ州からケンタッキ州ーへと移動し、彼は終の住処となる牧場へと到着した。

シルバーチャームは現役時代ケンタッキーダービーとプリークネスステークスで二冠を獲得。三冠目はタッチゴールドに敗れて三冠達成はならなかったものの、1997年の最優秀3歳牡馬に選ばれた。4歳時はドバイワールドカップに勝利、ブリーダーズカップ・クラシックでは2着に入った。通算成績は24戦12勝。獲得賞金は694万4369ドル。2007年に殿堂入りした。

現役引退後はスリーチムニーズファームで種牡馬入りし、2005年に静内スタリオンステーションに移動するまで5シーズンをそこで過ごした。今年の10月下旬に種牡馬を引退することが発表された。


■マイケル・ブローウェン(オールドフレンズ創設者)
シルバーチャームはとても落ち着いている。長旅で疲れているはずなのに、種牡馬どころか現役で走れそうなくらい元気で美しい。(彼の帰還は)競走馬をより良い状況に置くために誰もが協力するという素晴らしい例となった。


(Blood-Horse 12月2日)

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