ゴールドシップ、引退しておとなしい性格に

2016年05月03日(火) 09:14 4 26

 昨年の有馬記念(G1)を最後に競走馬を引退し、ビックレッドファームで種牡馬として新生活を送るゴールドシップを訪ねた。

(中略)

 「こちらには引退して間もない今年1月に異動してきたのですが、初めての場所でもテンションも高くならずに落ち着いた様子でした。父のステイゴールドはチャカチャカした激しい気性だったので僕もその雰囲気で構えて本馬を迎えたのですが、想像していたより大人しい子だなという印象でした。」そう初対面の感想を教えてくれたのはゴールドシップを担当しているスタリオンスタッフの下村光さん。父ステイゴールドも担当していた経験があり、父子の共通点や特徴を良く把握している。

 「現在は環境に馴染んで落ち着いていて、どちらかというとポーっとしているタイプですね。性格はおっとりしていて基本的に悪さはしない子です。ステイゴールドだったら完全に襲われていたなと思うようなことでも本馬はそういうそぶりもみせないので、本当にステイゴールドの仔なのかと思う事があるくらいです。ステイゴールドは繁殖牝馬をそれぞれ事細かに覚えていて、癖のある繁殖牝馬だったりすると慎重にかかったりしていました。悪知恵も働きましたが頭はとても良かったです。自分なりに考えて行動したり、気分屋な所、そして頭の良さはゴールドシップも受け継いでいるなと思います。スタッフやお客様からの呼び名はゴルシーやゴーちゃんなど様々ですが皆から可愛がってもらっています。」競走馬時代を思うとやんちゃな気性の印象だったが、放牧地で過ごす顔つきは穏やかで手入れが行き届いた真っ白な馬体が新緑に映えて眩しいくらいだ。

(以下省略)


(競走馬のふるさと案内所 5月2日)


【補足】
「ステイゴールドだったら完全に襲われていた」で草不可避。

競走馬の8割以上に胃潰瘍が見つかったという報告があるくらい、サラブレッドはトレーニングや輸送などでストレスを感じるそうです。ゴールドシップもそうした環境でナーバスになっていたのでしょうか。

馬の胃潰瘍
http://www.equinst.go.jp/JP/arakaruto/mame/mame-ikaiyo.html

もっとも、母父のメジロマックイーンはおとなしい性格だったようですので、そちらの気質が出ているのかもしれません。

種牡馬として別の苦労はあるかもしれませんが、現役時代のストレスとは無縁の環境で、心穏やかに第2の馬生を送ってほしいです。

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