【新潟2歳S】激走牝馬の歴史が証明!

2016年08月23日(火) 22:07 0 0

【新潟2歳S(日曜=28日、新潟芝外1600メートル)dodo馬券】夏競馬もフィナーレまで残すところ2週。日曜の新潟ではGIII新潟2歳Sがメーンに組まれている。例年よりも際立った「切れ者」が少ない印象の今年は、人気薄でデビュー戦をモノにした、とある牝馬に注目したい。その名はチシャーキャット。同レースの歴史を踏まえれば穴馬としての資格は十分に備えている。

「別に構わないけど人気なさ過ぎ。どんだけ?」と、小桧山調教師も苦笑いで振り返った8月7日の新潟・新馬戦(芝内回り1400メートル)。チシャーキャットの14番人気の単勝万馬券(1万860円)に場内はざわめいた。

 新潟2歳Sは「切れる馬が勝つ」というのが一般のイメージだろう。実際に過去10年の勝ち馬のうち、8頭は前走で最速の上がりをマークしている。しかし、2007年エフティマイア、09年シンメイフジ、10年マイネイサベル、13年ハープスターと「牝馬」が勝利した4回に注目すると、ある共通点がある。

 前走1400メートルからの距離延長組であること。勝った牡馬のうち5頭がマイル出走なのに対し、牝馬好走はこのパターンだ。付け加えればエフティマイア、マイネイサベルは、前走で最速上がりではなかった。短距離カテゴリーの1400メートルなら必ずしも決め手がすべてではない。だからこそ、前走で最速上がりをマークできず=新潟2歳S向きではないという論法は早計だ。この距離延長が盲点になっている。

 ちなみに近10年で前走から距離延長で新潟2歳Sを連対した馬は9頭。人気は4→16→15→1→9→10→4→10→1。2桁人気馬が4頭もいるのは特筆できる。

 チシャーキャットはその例に重なる存在だ。勝ち時計1分22秒7は時計的に水準としても、ペースの違いはあれど、前日のダリア賞より0秒7速い。前の3頭が飛ばすハイペース。その離れた4番手でスッと流れに乗った同馬。厳しい流れを克服し、最後までしっかりと脚を伸ばしてゴールした。

 担当の梅沢助手は「終始控えめながらも、その可能性を示唆した。

 

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