笹川翼騎手「待ちわびた世界の光景へ」

2016年08月28日(日) 01:23 2 0

8月14日、デビュー4年目にして早くも地方通算300勝をマークした笹川翼騎手。もはや「乗れる若手」の域を越えて、大井のトップジョッキーとして認知されつつある現状だが、9月から1ヶ月間にもおよぶフランス遠征を表明した。聞けば、これまで長期離脱は一度もなかったという順風満帆な騎手人生を思えば、ホームを離れることは決して簡単なことではないはず。招待競走を除き、自発的な海外遠征は初めての試みに懸ける決意のほどを語ってもらった。

かねてからの念願叶い海外へ

−:きょうは雨の中での騎乗のあと、ありがとうございます。以前のインタビューで騎手になるまでの経緯などは伺っているのですが、今回は9月からのフランス遠征をされるということで、そのお話などを伺えればと思います。遠征を決めた理由から教えていただけますか?

笹川翼騎手:よろしくお願いします。まず、もともと海外にすごく行きたいと思っていたのですが、偶然にも、自分の所属厩舎から調教師が開業することになり、その人が「フランスに研修に行く」というので、「僕も一緒に行かせて下さい」と。「海外に行きたい、行きたい」と常日頃から思っていて、過去にもアメリカに行く予定はあったのですが、その時は体調を崩してしまい、行けなくなったので、今回はやっと行けるというか、すごく嬉しいですね。

−:タイミングでいえば、その期間に日本馬マカヒキもフランスに行っているので、そういう意図もあったのかと思いました。

笹:それはタイミングを狙って行きました。どうせ行くなら、日本の頂点の馬だから、間近で観られたら最高じゃないですか。そういうのも勉強だし。

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