フジTVがやらかした『みんなのKEIBA』で

2016年09月29日(木) 22:21 2 8

25日の『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)では、クラシック菊花賞の前哨戦・神戸新聞杯(G2)と、古馬が激突するオールカマー(G2)と2レースが放送された。

 秋競馬の「本格開幕」を告げるレースとして重要な一戦。神戸新聞杯がサトノダイヤモンド、オールカマーがゴールドアクターと1番人気馬が見事に勝利。秋の活躍を期待できる見事な走りを見せた。

ただ「いよいよ秋競馬だ!」とファンが大いに盛り上がる中、それに明らかに水を差すような出来事が起こってしまった。

それは『みんなのKEIBA』の放送中。オールカマーの「レース中」であった。当然ながら映像はオールカマーのレース中継を流していたが、最後の直線、ゴールドアクターが満を持して先頭をうかがおうとした瞬間である。

 さあこれから!というところで、突然画面が「スタジオ」に。一瞬、視聴者は何が起こったのか理解できなかったところだろう。レース映像が突然、同番組のMCである佐野瑞樹アナウンサーと竹内友佳アナウンサーの姿に切り替わったのだから。

 スタジオの映像は約2秒ほどで終わり、即レース映像に戻る。レースはサトノノブレスとゴールドアクターの壮絶な叩き合いが映っていた。ゴールドアクターが最後見事に競り落とし勝利したものの、視聴者の気持ちは別にあったのではないか。

 映像自体が誤って切り替わってしまった、しかも大事なレース中に。この時点でかなり「やってしまった」感があるが、何事も完璧というものはないので、そこを責めまくるつもりはない。愕然としたのは、スタジオ映像に映ったアナウンサー2人の「姿」である。

 スタジオが暑いのかどうなのか、2人は揃って競馬新聞か原稿か何かで顔を「仰いでいた」。仰いでいたこと自体に問題はないが、今この瞬間、もっとも盛り上がるべき最後の直線にレースが向かっているというのに、2人ともまったく「レースを見ていない」ように映っている。

 中略

 以前よりフジテレビの競馬中継は「ミーハーなだけ」「つまらない」「グリーンチャンネル見る」と酷評されいるが、その理由の一端が見えたような気がした瞬間だった。

 10月2日には仏G1・凱旋門賞の中継も行うフジテレビだが、ますます不安が増幅しそうな雰囲気である。当日無料放送のグリーンチャンネルに流れる人の増加は避けられそうにない。

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