引退馬支援、種付権利の売上収益を(仏)

2016年12月05日(月) 23:46 0 2

現役で活躍しているうちは良いのですが、引退後をどう過ごすかは世界共通の課題だと思いますが、フランスでの取り組みは。

12月2日のアルカナ社(Arqana)のオークションにおいて、種牡馬の種付権利が初めて上場される。フランスの引退馬支援団体"馬場の向こうに(Au-dela des Pistesオードゥラデピスト)"は、このオークションにニューベイ(New Bay)とマスタークラフツマン(Mastercraftsman)の種付権利が追加されると発表した。


 競走馬の引退後の生活を支援する"馬場の向こうに"は、2017年に3つの目的を達成するために、このオークションから得た収益を利用する。その目的とは、(1)再調教に適さない馬のための緊急資金援助、(2)"再調教された引退競走馬の日"の開催運営、(3)既存の再調教施設・受入施設の認証である。


 ニューベイ(父ドバウィ)の種付権利は、ジャドモントファーム(Juddmonte Farms)により寄贈される。G1馬ニューベイは来年、バリーリンチスタッド(Ballylinch Stud)で種牡馬入りし、初年度種付料2万ユーロ(約240万円)で供用される。


 クールモア牧場はマスタークラフツマンの種付権利を寄贈する。G1馬であるキングストンヒル(Kingston Hill)、アメージングマリア(Amazing Maria)およびザグレイギャッツビー(The Grey Gatsby)を送り出しているマスタークラフツマンは、2017年は2万5,000ユーロ(約300万円)で供用される。


 このオークションでは、シユニ(Siyouni)、ニューアプローチ(New Approach)、オリンピックグローリー(Olympic Glory)などの種付権利も上場される。

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