【香港C展望】有終の美はどっちだ!

2016年12月05日(月) 23:55 1 0

ここが現役最後となる、モーリスとエイシンヒカリ。
最後の対決を日本で見られないのが残念ですが、2頭の走りにクイーンズリングがどこまで迫れるか注目したいところです。

2000メートルになると、日本馬VS香港馬の様相が色濃くなる。

 V最短距離にいるのは、やはりモーリス(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)だろう。安田記念、札幌記念で連続2着。初の2000メートル以上のG1、天皇賞・秋参戦で、1番人気ながら3・6倍とファンは半信半疑の支持だったが、好位から抜け出す王者の競馬で2着馬(リアルスティール)に1馬身半差をつけた。引退レースとなる今回、有終の美を飾る可能性は高い。

 昨年の覇者エイシンヒカリ(牡5歳、栗東・坂口正則厩舎)も黙っていない。昨年は天皇賞・秋(9着)からの転戦で見事に勝利。その後、仏G1イスパーン賞も逃げ切り、一時は世界ランキングのトップに立った。今年も天皇賞・秋大敗(11着)からの挑戦。1着以外なら着順は気にしなくていいタイプだけに、前走からの一変に注意を払いたい。こちらも今回が現役最後の一戦。華やかな香港国際レースでラストを飾るにふさわしい馬だ。

 出遅れ、4コーナーで不利がありながらエリザベス女王杯を完勝したクイーンズリング(牝4歳、栗東・吉村圭司厩舎)、息の長い末脚で天皇賞・秋3着に追い込んだステファノス(牡5歳、栗東・藤原英昭厩舎)も上位をにぎわしてもおかしくない。昨年の勢いがないラブリーデイ(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、現状苦戦必至か。

 一昨年の勝ち馬デザインズオンローム(セン6歳、香・ムーア厩舎)は、1800メートルから2000メートルに良績が集中している。昨年はヒザの手術で調整が遅れ4着に終わったが、臨戦過程が順調な今年は往年の走りをアピールできそうだ。

 昨年の3着馬ブレイジングスピード(セン7歳、香・クルーズ厩舎)は、シャティントロフィー(2着)、ジョッキークラブカップ(5着)を叩いて、ここに照準を絞っている。(大上 賢一郎)

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