ブドー騎手、障害競走馬の生産者としても

2017年03月31日(金) 00:42 0 0

 トップジョッキーのピエール-シャルル・ブドー(Pierre-Charles Boudot)騎手とフランキー・デットーリ騎手にはいくつかの共通点がある。それは2回以上リーディングタイトルを獲得しただけではなく、今や一流障害競走馬の生産者でもあるということである。



 2年前のクイーンマザーチャンピオンチェイス(G1)で、デットーリ騎手が生産したドッジングブレッツ(Dodging Bullets)が優勝した。一方、ブドー騎手は自家生産馬のデフィデュスイユ(Defi Du Seuil 4歳)の活躍のおかげで、障害競走でも最近その名が一層知られるようになっている。デフィデュスイユ(フィリップ・ホッブス厩舎)は英国移籍後5戦5勝で、JCBトライアンフハードル(G1)の1番人気馬である。ブドー騎手は同馬を母のカトリーヌと姉のマリー-ガブリエルとともに生産した。



 ブドー騎手は、父マルクが最大50頭の競走馬(主に障害)を管理していたブルゴーニュ地方パレ-ル-モニアルの調教センターで育った。1990年代末に両親が後に"スイユ牧場(Haras du Seuil)"となる牧場を購買したことをきっかけに、ブドー騎手は競走馬の生産に携わるようになった。


 ブドー騎手は「父はいつも、自らが管理した優良牝馬を手元に置くことで、繁殖牝馬群の質を高めようとしていました」と語った。


中略



 ブドー騎手は、生産事業を続けるという母の決断についてこう語った。「それまで生産には関わってこなかったので、彼女にとって大変勇気のいることでした。数年間はとても厳しい時期を過ごしましたが、私たちは本当に正しい道を進んだと考えています。今ではすべてが上手く行っています」。



 デフィデュスイユの他に、自家生産馬のタカンデュスイユ(Taquin Du Seuil)とカタマランデュスイユ(Catamaran Du Seuil)も、ブドーファミリーにチェルトナムフェスティバルでの勝利をもたらすだろう。



 ブドー騎手はこう語った。「私たちがチェルトナムフェスティバルに出走馬を3頭も送り出すなんて信じられません。チェルトナムに行ったことはありませんが、テレビで見たところでは、その雰囲気はとても素晴らしいものです」。

以下略

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