酷暑対策や鞭規制 馬の福祉に配慮一段と

2018年07月27日(金) 07:38 7 36

日本経済新聞
【酷暑対策やムチ規制 「馬の福祉」に配慮一段と】



過去にない酷暑となっている今年の夏。夏場も休みがない日本競馬では、馬にとってもかなり厳しい環境でレースが行われている。JRAは馬の熱中症対策を年々強化しているが「馬の福祉」の観点からもこうした取り組みは重要になる。


馬は暑さに弱い。実際、レース当日に熱中症にかかった馬は急増している。中央競馬では00年に3頭だったのが10年には24頭にまで増えた。ここ3年では15年が38頭、16年は36頭、17年は41頭の馬が熱中症になった。ミストのほかにも、近年は夏場のパドックの周回時間を通常より5分程度短縮。競馬場内のシャワーや扇風機などの設備も増やし、レースの前後にかかわらず馬をすぐに冷やせる態勢を整えている。

馬の福祉に対する考え方が進んでいる諸外国では、暑さを理由に開催そのものを中止することがある。一方、ファンの馬券売り上げで運営が成り立っている日本では、盛夏でも毎週レースを組み、その日程を消化することに重きが置かれる。根本から馬の福祉を向上させるのであれば、夏場の開催の縮小や涼しい時間帯にレースの発走時間を変えるなどの手立てが必要だろうが、それも簡単には実現しない。現在の状況で可能な限り馬の苦痛を軽減しようという取り組みが、ミストの設置やパドックの周回時間短縮といった暑さ対策だといえる。

今ある対策の中で、より本質的に馬の福祉の向上につながるものは、ファンから見えないところで今年から始まったある取り組みだろう。レース直前の馬が水を飲めるようになったのだ。


レースに出走する馬は、基本的に発走の60分前までに装鞍所に入るが、これまでは装鞍所に入って以降は馬に水を飲ませてはいけなかった。理由は公正確保のため。何かを与えることでレースに影響があってはならないという考えから、薬物はもちろん、飼料や水なども一切、口にさせてはならなかった。

ただ、今年から装鞍所の水道水については馬に飲ませることができるようになった。暑さ対策はもちろんだが、国際的に馬が水を飲むことを制限してはならないというルールがあり、国際基準にあわせ、JRAが決まりを変えた。
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