武豊 最高の景色見えたレースの裏側告白 

2019年02月26日(火) 12:50 0 4

 競馬界のレジェンド武豊騎手(49)が25日放送のTBS系「1番だけが知っている」(後10・00)に出演。「あんな光景は僕もあの時だけ」と語るオグリキャップとのラストランの裏側を語った。
 公営・笠松競馬から中央に移籍し、並み居るエリートホースたちをねじ伏せて勝ち星を積み重ねた“芦毛の怪物”オグリキャップ。現役最終年の秋、天皇賞・秋6着、続くジャパンCは11着と、いずれも精彩を欠く走りで大敗を喫し、「限界説」がささやかれる中、迎えたラストラン有馬記念では若き天才騎手・武とのコンビで劇的な復活劇を演じた。

 武は「以前乗った時のオグリキャップじゃないなというのも感じていました」と当時を振り返り、「『お前、自分が誰だか分かっているのか?』って感じで、『お前はオグリキャップやぞ』って言ったんです。そうしたら『うん』って言いましたから。本当本当」と苦笑いを浮かべながら、裏話を明かした。

 「レース前は全然勝てるという自信はなかった」というが、「残り800メートルぐらいから馬がいい感じになって、自分からペースを上げていった時におや?と思いました」と低評価を覆して優勝。17万人を超える観客が一斉に「オグリ!!オグリ!!」と大合唱したことが今でも語り草だが、「あんな光景は僕もあの時だけですね。皆がオグリキャップを見に来て、自分だけ背中の上に乗れているので、すごく幸せだなと思いました」と競馬界最上級の“有終の美”を回顧していた。

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