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11日、イギリスのリングフィールド競馬場では、英オークスと英ダービーへの前哨戦が行われ、英ダービーへのステップ戦となるリステッド戦ダービートライアルステークスではオッズ3倍の1番人気に支持されたアンソニーヴァンダイクが2馬身差をつけ快勝した。鞍上はお馴染みライアン・ムーア。

アンソニーヴァンダイクはこちらもお馴染みとなったA.オブライエン厩舎が管理するガリレオ産駒の3歳牡馬。デビュー戦で7着に敗れた後は重賞2勝を含む3連勝を飾り、ヴィンセントオブライエンステークス2着、デューハーストステークス3着とG1でも健闘を重ねてきた。

アメリカに遠征したBCジュヴェナイルターフでは9着と大敗しており、今回はそれ以来となる今シーズン初戦となったが、見事な快勝を見せ本番のダービーへ弾みをつける形となった。

なお余談だが、アンソニーヴァンダイクの馬名の由来はバロック期に活躍した画家の名前。クールモア内の同期には他にもヴァンベートーヴェンを始めジェンティーレベリーニ、セルゲイプロコフィエフ、更にはフルネームでは無いがザギトワなど様々な人物名が付けられた馬がいる。