マキシマムセキュリティ陣営が提訴

2019年05月16日(木) 21:03 4 0

【5月16日 AFP】米国競馬のG1レース、第145回ケンタッキーダービー(145th Kentucky Derby、3歳、ダート約2000メートル)で1位入線したものの降着処分を受けたマキシマムセキュリティ(Maximum Security)のオーナーは15日、復位を求めて連邦裁判所に提訴した。

 チャーチルダウンズ競馬場(Churchill Downs)で4日に開催されたケンタッキーダービーで、マキシマムセキュリティは最終コーナーで外へ大きくよれた動きが他の馬の進路妨害に相当すると判断され、19頭中17着に降着処分となった。

 144年の歴史を持つケンタッキーダービーで、他の馬を妨害したことが原因で1着の馬が勝利を剥奪されたのは史上初めての出来事となった。これによりマキシマムセキュリティから1馬身4分の3差でゴールした穴馬のカントリーハウス(Country House)が優勝となった。

 マキシマムセキュリティのオーナーであるギャリー・ウェスト(Gary West)氏は、この決定を強く批判し、裁定プロセスに関して審議は「透明性が欠如」していると主張。異議申し立てを行ったが、米ケンタッキー州競馬委員会(KHRC)は先週これを却下したため、結果を覆すためには法的手段しか残されていなかった。

 ウェスト氏は14日未明にケンタッキー州フランクフォート(Frankfort)の連邦地裁に訴状を提出。降着処分は「異常で法に反する」とした。

 ウェスト氏はチーフスチュワードのバーバラ・ボーデン(Barbara Borden)氏をはじめ、ケンタッキー州競馬委員会の全メンバーを相手取って訴訟を起こし、マキシマムセキュリティがダービーの勝利馬と認定されて無敗が維持されるよう求めている。

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