地方競馬の禁止薬物自主検査は全頭「陰性」

2019年06月21日(金) 20:28 0 0

 NAR地方競馬全国協会は21日、禁止薬物「テオブロミン」が含まれていた飼料添加物「グリーンカル」を使用していた厩舎の所属馬のうち、自主的に競走馬理化学研究所の検査を受けた競走馬計54頭が全馬「陰性」だったと発表した。

 自主検査を受けた競走馬54頭の内訳は、千葉県競馬組合13頭、特別区競馬組合5頭、石川県・金沢市32頭、愛知県競馬組合4頭。

 グリーンカルを摂取した可能性のある馬については、各主催者指示事項の「禁止薬物を投与された馬は、その使用の日から10日以内に行われる競走について、出走してはならない」旨の規定により、6月15日から24日まで出走ができないこととされているが、6月20日付の本検査結果により陰性であることが証明された馬については、各主催者において出走を認めることになる。なお、6月25日以降の競走については、前述の期間を経過するため通常通り出走投票が可能となる。

 NAR地方競馬全国協会は、塚田修理事長の名前で、「公正確保の更なる徹底について」と題したおわびと再発防止へ向けたコメントを発表した。


 コメントは以下の通り

 地方競馬場の厩舎に販売された飼料添加物(商品名「グリーンカル」)の一部に禁止薬物「テオブロミン」が含まれていたことが6月14日(金)に判明し、同飼料添加物が納品された厩舎の馬について同薬物の影響下にある可能性が否定できないことから、競馬の公正を確保するため、6月15日(土)〜6月17日(月)の帯広競馬、金沢競馬及び船橋競馬において、計30頭の馬を競走から除外する処置がとられました。

 かねてより「公正確保の徹底」を最重要課題に掲げる地方競馬として、当該処置は公正確保を第一に考え対応を行った結果ですが、係る事態になりましたことを大変重く受け止めるとともに、お客様および関係者の皆様には心からお詫びを申し上げます。

 本件については、発生原因の究明を速やかに行うとともに、飼料製造業者に対する販売前検査徹底の要請等、再発防止に向けて必要な措置を講じてまいります。

 お客様および関係者の皆様には、多大なるご心配とご迷惑をお掛けしましたことを、重ねてお詫び申し上げますとともに、引き続き日本中央競馬会や主催者と連携しながら、公正確保の更なる徹底に努めてまいります。

 2019年6月21日

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