穴馬の激走必至のマーメイドSを分析!

2014年06月13日(金) 18:00 20


◆「迷ったら人気の無いほう」

 マーメイドSは以前の別定戦からハンデ戦に替わり、ぐっと波乱度が増した。古牝馬のハンデ重賞というと中山牝馬Sや愛知杯もあるが、あちらも荒れやすいレース。ハンデG3に出るような牝馬は力量差が小さく、ちょっとしたことで順位が変動しやすいのかもしれない。

 各馬の評価をするときには普通にするしかないが、皆さんが馬券を買う際には「迷ったら人気の無いほう」くらいの発想でいいかもしれない。

 各馬についてのコメントは、netkeiba予想オッズ上位馬を対象にしていこう。

 フーラブライドは重賞2勝で、牡馬相手のG2でも好走。今回のメンバー中ではどう考えても格上なのだが、勝った重賞はいずれも牝馬限定ハンデ重賞で、当時の斤量が50キロ→53キロ。今回56キロで負けたら「やっぱり」となる面もある。中京と中山で活躍して他場、というのも人気になることを考えるとプラスではない。これが京都なら絶対買えないところだし、阪神でもちょっと立ち止まって考えたいところではある。  ディアデラマドレは血統ゆえに・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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