2014年06月26日(木) 12:00
◆師が明かす「他人が入り込めない関係」
この「激白」の取材をするにあたって、どの馬、どの陣営に対しても、最初にする質問が「前走の振り返り」。今回もいつも通り、その質問からスタートしようと思ったところ、須貝尚介調教師の眉間にしわが寄った。
天皇賞(春)のスタート前。ゲートに入ろうとするゴールドシップに対して、係員が押し込めるような動作を見せた。これに反応したゴールドシップはゲート内で暴れ、結果的に出遅れに繋がった。レースの翌週、師は「レースの週になると、普段から接している僕が近寄っても、威嚇するような仕草を見せる馬。それがレース直前ともなれば、ちょっとしたことでリズムが狂って、出遅れるのも当然だし、走る気を失くしても当然」と話していた。
宝塚記念連覇を狙う今回。鞍上は横山典弘騎手。ゴールドシップにとって、7人目のパートナーになるわけだが、このコンビに対する表現が面白い。
「最初の追い切りの時は人も馬も、お互いに緊張している感じでした。でも、先週の1週前追い切りの時には、仲良くなっていて。今朝(25日)の動きなんか見ていると、もう、他人が入り込めない関係になっているもんね。今のゴールドシップとノリちゃんは、すごく仲のいい友達みたい」
1週前追い切りはCW、最終追い切りは坂路と、コース形状の違う馬場での追い切りだったが、どちらにも共通していたのは、折り合うというよりも、一体感のある走り。個人的には、そのように感じていたので「友達」という表現が、すごくしっくりきた。
◆阪神の中長距離こそゴールドシップの舞台・・・
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