2014年11月06日(木) 18:00 64
でも!そんなサングレアルさん、ここにきて少したくましくなってきた気がします。秋華賞では明らかに腰骨がわかるボディライン。馬体重よ、減らないで~!という気持ちで見守るしかありませんでしたが。最近は少しお尻が丸くなってきました。
サングレアル
「うん、体が少し丸くなってきた」と指揮官。やっぱり、そうですよね!毎日、調教を重ねつつ、カイバも食べつつという普段どおりの日常をこなす。あくまでも、調教を必要以上に加減したり、カイバで太らせようとしたりしない。その積み重ねの中で「いつか、体が減らなくなるときがくるはず」(松田博師)と、いつかくるであろう“その時”を待っていたのです。まだ、その時がきた!というのは時期早々だと察しますが、それでも、近づきつつあるというくらいは言っていいのではないでしょうか。
本番まであと10日。できるなら、もう少しふっくら。少なくともこれ以上減らないで~と祈るばかりです。
今週日曜の京都の新馬戦(芝2000m)は、メンバーがそろいましたね。その中で注目しているのは、松田博厩舎のレッドアルティスタと松永昌厩舎のラインルーフ。
レッドアルティスタはすごく性格が前向きのようですね。勝負根性がかなりありそう。追い切りの本数が少ないですが、指揮官もすごく期待しているようですよ。追い切りで感触をたしかめた岩田騎手も「乗り味がいいし、能力を感じてる」と楽しみにしていました。これは期待大!
レッドアルティスタ
ラインルーフは「普段はノソノソしているけど、調教ではしっかり動いている。相手は揃っているけど、面白いと思う」と中山助手。左目だけが白目なところが、ウインバリアシオンと同じなんですよね。担当がバリと同じ竹邑厩務員なので、隣同士で同じ目をしています。それ以外はラインルーフは栗毛だし、体もそんなに大きくないしあまり似ていないのだけれど。ウインバリアシオンがいないあいだ、右の白目とノソノソした動きにバリを彷彿させていました。頑張って欲しいですね!
ラインルーフ
ニュースにも書きましたが5日、ウインバリアシオンが栗東に帰ってきました。年齢的にも二度も屈腱炎を患ったという状況からも、おそらく残る現役生活はそう長くはないでしょう。なんとかGIを!という気持ちと同じくらい無事に現役生活を終えて欲しいなぁ、という気持ちが沸いてきます。しっかり負荷をかけながら、どれだけ脚元が耐えられるのか。無事、金鯱賞で雄姿が見られることを願ってやみません。
ウインバリアシオン
花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)