2014年12月03日(水) 12:00 14
母チューニーは現役時代にクイーンC(GIII)を勝ち、オークス(GI)でも2着と健闘した。繁殖牝馬としてはトロワボヌール(父バゴ/14年JBCレディスクラシック-JpnI・2着)、フジマサエンペラー(父シンボリクリスエス/11年東京スポーツ杯2歳S-GIII・2着)を出している。本馬の父はハービンジャー。現時点でファーストシーズンサイアーランキングのトップを快走しており、JRAで14頭の勝ち馬を出している。勝ちっぷりに大物感のあるものも多く、社台スタリオンステーションにおける非サンデー系種牡馬の中心的存在として今後の活躍が期待される。勝ち上がった14頭すべてが母の父にサンデー系種牡馬を持ち、うち10頭は母の父サンデーサイレンス。本馬も「ハービンジャー×サンデーサイレンス」の良血馬なのでいいところがありそうだ。芝向きの中距離タイプ。
●ナリタノヘア(牝 栗東・小野幸治 父マンハッタンカフェ、母オースミマコ)母オースミマコは通算32戦2勝と、さほど目立つところのない条件馬だったが、いとこに・・・
栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG