2014年12月15日(月) 18:00 59
ここまでの「未勝利1600m→からまつ賞1400m」はスローの流れを好位から抜け出す形だったたため、また、調教でも手先の軽さを生かした小足を使うフットワークをみせるから、軽く小器用なタイプを思わせたが、阪神のGIらしい1分34秒4の総合力を求められるレースで、上がり34秒0。本物かどうかを問われるレースになって、これまでの軽い脚さばきから一転、迫力あふれるストライドに大変身したところが素晴らしい。
外枠で出負けし、ずっと馬群の中でもまれながら、最後はその馬群を切り開いて伸びた。レッツゴードンキと体の大きさは同じで、ほぼ同じような体型に映ったが、ゴール寸前のフットワークの迫力は明らかに1枚上である。遠征でも馬体減はなく、むしろ・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。