2015年01月08日(木) 18:00
わたしは京都金杯で年末にニュースでとりあげたウインフルブルームが優勝! 2着はいつも取材させていただく角居厩舎のエキストラエンドということで大満足でした。金杯の結果がよいと今年一年がよいように思えるから不思議です。
優勝したウインフルブルームはニュースにも書きましたが戦前、宮本師が騎乗する池添騎手に対して「思い切った騎乗を期待します」と話していました。それが見事にいいほうに出た印象が強い、思い切りのいいレースでした。2015年の目標は「ベストメンバーでの京都新聞杯(2009年)以来重賞を勝っていないので、重賞を勝つこと」と話していた宮本師。さっそく年のはじめに叶えてしまいましたね。
「嬉しかったですよ。ウインフルブルームは重賞を獲れる馬だと思っていましたから、それが叶ってよかったです」
ウインフルブルーム
レース後の様子をうかがいましたが、さほどダメージもなく順調そう。この春のレースを見据えて、今週末放牧に出るそうです。
「距離はやはり金杯くらい(1600m)がいいかもしれません。安田記念を目標にローテーションを組みたいと思います」(宮本師)とのことでした。
ちなみに、ウインフルブルームの馬体重は、神戸新聞杯・488キロ→カシオペアS・506キロ(+18キロ)→チャレンジC・518キロ(+12キロ)と増え続けていましたよね。一部では、前走はこのプラス体重が敗因だったのでは?という説をとなえる人もいました。でも、京都金杯は516キロ。マイナス2キロでの調整で優勝しました。これについて担当の小久保助手は「チャレンジCの敗因は体重増ではないというのを金杯で証明できてよかった」と話していました。そのとおり、体重増はあくまでも成長分。今ぐらいでちょうどいいようです。あたたかくなったころ、金髪王子に再会できるのを楽しみにしています!
今週の新馬戦は1月11日の京都・芝1800mに注目しています。池江厩舎からはハウオリの息子・キロハナ、角居厩舎からは外車のベラルディとメンバーが揃いました。注目は福永騎手騎乗のナリタゴールド。今週は福永騎手が追い切りましたが、なかなかの好感触を得たようですよ。中山助手の話では気持ちがかなり前向きな馬だそうです。性格的にも初戦からいけるのではないでしょうか。
ナリタゴールド
ベラルディは「ちょっとポヤポヤしているところはあるが、初戦から動ける体勢です。体のつくりが長く距離の融通がききそう」と辻野助手。馬体重は約500キロ。どちらもかなり楽しみです!
そうそう。競馬業界は馬頭観音様がまつられている神戸の妙光院に初詣に出向く方も多いのですが。行った彼らから、シゲルスダチのファンの方もおまいりにこられていたと聞きました。妙光院さんにお納めして本当によかったです。スダチは結構甘えん坊で、隣の馬ばかりかまっていると「僕をかまってよ」とばかりに横目でジロジロこちらを見ていました。これからもスダチをかまってあげてくださいね。
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花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)
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