2015年02月18日(水) 18:00 63
対して、ハープスターに関しては、14キロも馬体重が増えていたことに驚きました。成長といってしまえば、それまでですが、見た目にはそんなに増えている印象はなかったのですが。それよりも、勝ちを意識した中団でのレースが、いつも通りの末脚を使えなかったと考えた方がよいのでしょうが、この中間の追い切り過程を見ている人間としては、やっぱり14キロ増が解せません。
今回はデビューから初めて、メンバー3位以内の上がりを使うことができなかったので、これは今後のハープスターにとって、決してプラスになるとは思えないですね。次走がドバイ遠征だけに、どのような形になっていくのか。静かに見守らせてもらおうと思います。
【フェブラリーS/コパノリッキー】
1週前追い切りが想像していた以上に速い6F時計で驚きました。それと同時に「やっぱりこの馬で仕方ないかも」という気持ちが芽生えたのは確か。時計と見た目が本当に素晴らしく、このスピードの持続力で1600mを走られたら、後ろは追いつけないだろうというイメージが沸く動きでした。
対して、最終追い切りは判断に迷う内容。単走だったこともあってか、非常に遅い87.6秒と6F時計でした。これは昨年のフェブラリーS最終追い切りと比較しても遅く、決して評価できません。しかし・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ