2015年08月19日(水) 18:00 13
石橋助手「馬っぷりなんかは同じ時期のタルマエと比べて、こちらの方がいいくらい」
いわゆる「クラシックロード」を中心に若駒を追う当コラムは、ダート路線を歩む馬を取り上げる機会に恵まれないのだが、改めてダートで頂点を極めようとする馬たちの足跡を追うと、実にバラエティーに富んだ成長過程を踏んでいる。
芝路線と比べてしまえば、番組体系が貧相なダート路線は出走レースの幅が狭く、選択肢も少ない。これが厩舎サイドにいい意味での“開き直り”を与え、それによってできた時間的な余裕が、ダート馬たちの個性あふれる成長パターンとなって表れているのだろう。
現在、ダート界で頂点に君臨する馬といえばホッコータルマエ。交流GIのタイトルはあらかた片付け、昨年はついにJRAのチャンピオンズCも制覇。押しも押されもせぬ存在となった。しかし、この絶対王者もデビューのころは大きな期待をかけられていたわけではない。
ある意味“伝説”となっているのが・・・