2つのニックスを抱えるダノンバラードの全弟ダノンシャルマン

2015年09月23日(水) 12:00

ダノンシャルマン(牡 栗東・池江泰寿 父ディープインパクト、母レディバラード)

 全兄ダノンバラードはアメリカJCC(GII)とラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)の勝ち馬。2代母Angelic Songは、Glorious Song、Devil's Bag、Saint Balladoなどと全きょうだいの関係にある良血で、父ディープインパクトはこれらの血ときわめて相性が良い。これらのうちどれかを母方に抱えた産駒は連対率32.1%、1走あたりの賞金額は531万円。また、母方にUnbridledを抱えたパターンも素晴らしく、連対率35.4%、1走あたり597万円。ディープインパクト産駒全体の成績は連対率24.6%、1走あたり321万円なので、その素晴らしさが分かる。本馬は、平均値を大幅に上回る優れた2つの配合パターンが施されているので面白い。ダノンバラードの出現は偶然ではないので兄同様の活躍を期待したい。

ゴッドテンス(牡 栗東・高橋亮 父マンハッタンカフェ、母ロイヤルペルラ)

 トレンドハンター(11年フラワーC-GIII、11年桜花賞-GI・3着)の全弟、スティールパス(父ネオユニヴァース/12年スパーキングレディーC-Jpn3、13年マリーンC-Jpn3・3着)の4分の3弟にあたる。父マンハッタンカフェとStorm Catは・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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