2015年10月28日(水) 18:00 15
“菊花賞のように競馬の“常識”が破られる時がある
POGのリミットは一般的には日本ダービーまで。“これ”という馬を選ぶ基準もこの「ダービーの舞台にマッチするかどうか」が一番と言っていいだろう。本紙発行の「ザッツPOG」のような資料や、各愛馬会のホームページに載っている馬体の写真、口コミでの評判…様々な材料を基にそれぞれが取っておきの2歳馬を指名する。
もっとも、これらの情報以上に重視されるものといえば、競馬の根幹でもある血統。分かりやすく例えるなら、ダービーを狙う馬としてキンシャサノキセキやサウスヴィグラス産駒をピックアップする人がいるのか…ってことだ。これはPOGの話だけではなく、実際の生産者の立場でも同じだろう。種牡馬、繁殖馬にはハッキリとした「色」があり、それを次世代へと伝えていくからこそ競馬は「ブラッドスポーツ」と呼ばれるのだ。
しかし、時にそうした競馬の“常識”が破られる時がある。菊花賞はその好例と言えようか・・・