2016年01月28日(木) 18:00
(撮影:高橋正和)
人気通りの決着が多い川崎記念だが、今年も人気を集めたGI勝ち馬2頭の決着。着差アタマ差、レース内容としても2頭の一騎打ちだった。
逃げたのはサミットストーンで、後続を離しての単騎の逃げ。一昨年、トウショウフリークが大逃げを打ったときほどではないものの、この距離を考えればやや速いペースで、それゆえかなり縦長の展開。昨年、うしろの何頭か以外は前半ほぼ一団となって進んだときが、900m(1周目のゴール板)通過が57秒5という、メンバーを考えれば落ち着いたペースだったのが、今年は55秒5というもの。その流れを、ホッコータルマエはかなり離れた4番手、サウンドトゥルーはさらにうしろの7番手を追走した。
レースが動いたのは2周目の向正面。ペースが落ちたところでサウンドトゥルーがラチ沿いからホッコータルマエを一気にとらえにかかった。前のペースはやや速かったとはいえ、そこから7〜8馬身も離れた位置を進んだホッコータルマエにしてみれば楽なペースで、サンドトゥルーが並びかけてくると加速して再び突き放した。
直線を向いて・・・
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斎藤修
1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。
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