2016年12月24日(土) 18:00 81
ともに菊花賞馬だが、世代レベルとかではなく、それぞれの三冠レースの中身(レースレベル)がかなり異なっていた。キタサンブラックの皐月賞3着は、1分58秒8(上がり35秒2)。同じく3着のサトノダイヤモンドは、1分58秒3(上がり34秒8)。
日本ダービーは、14着のキタサンが2分25秒5(上がり36秒8)に対し、翌年に2着のサトノは2分24秒0(上がり33秒4)である。
菊花賞は両レースともに同一に近い2000m通過は2分04秒4〜6だったが、上がり35秒0でしぶとく抜けたキタサンは、3分03秒9。一方、上がり34秒1でまくって抜けたサトノは、3分03秒3だった。
芝状態、レースの流れ、出走馬のレベル差もあるが・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。