今年初戦となるカデナ、リスグラシューのデキは? 追い切りチェック!

2017年03月01日(水) 18:00


終いはさすがの切れ味だったグローブシアター

 2月28日、3月1日と調教開始前は-2℃と寒さ厳しかった栗東トレセン。しかし、3月に入って、そろそろ賑やかなメンバーが揃ってきました。特にクラシック路線に進みたい馬たちがトライアルに向けて、思い思いの仕上げで出走。賞金を持っていて、出走がほぼ確定している馬たちはいかに余力を残した状態で出走させるか。賞金がなく、なんとか優先出走権を得たい馬は目一杯に仕上げて、どこまでやれるか。この取捨選択が難しい時期ではありますが、やはりまだこの時期ということを考えれば、無理に目一杯でなくとも、いろんな意味で余裕のある陣営が強いような気はします。

 どうしても今週、来週の重賞出走予定馬の追い切りに注目していると、ドバイ遠征組に対する追い切り取材が薄くなってしまいます。今朝もサウンズオブアースが坂路で追い切っていましたが、ラスト1Fの動きくらいしか確認できなかったり。でも馬券の発売もあるだろうレースですから、こちらの方の比重もしっかりと確保していきたいと思います。

【オーシャンS/メラグラーナ】

 前走で中山芝1200mは2戦2勝。この時点でオーシャンSをトライアルに使ってくるだろうとは予測していましたが、今回は追い切り本数が少なめ。2月8日のノーザンFしがらきから帰厩しているので、本来なら6本の仕上げだと思いましたが、最終追い切りを含めても5本。これはあまり歓迎できる材料ではありません。

 しかし追い切り内容を見ていくと、決して仕上がりが悪いというわけではありません。最終追い切りにしても軽く走っているように見えて・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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