2017年03月28日(火) 12:00 39
◆4歳馬の安定ぶりはかなりのもの
先週の日経賞を見ていて感じるのが、馬が年齢を重ねることによって力が落ちてきたり、あるいは難しい面が出てきて能力を発揮できなくなったりするリスクだ。私も安易にゴールドアクターを本命にしていたが、若い4歳馬に予想を粉砕された形になった。
そして『大阪杯』である。今年からGIになったのでこれまでのデータを単純に適用することはできないかもしれないし、人気が予想されるキタサンブラックはまだ5歳(2番人気争いのサトノクラウンも5歳)。衰え云々を語るタイミングではない。
ただ、GII時代の大阪杯は4歳馬が強いレースだったので・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。