■エリザベス女王杯(G1・京都芝2200m外)フルゲート18頭/登録20頭
【特注データ】~レースデータより~
牝馬限定戦では常に意識したいのが、基本的に「牡馬と戦ってきた組が強い」ということ。エリザベス女王杯においても、前走が牝馬限定戦か牡馬混合戦かで、人気薄の好走率に大きな差が見受けられる。人気サイドでは両者に大きな差はないが、6番人気以下に限定したデータでは、牝馬限定戦組は[1-1-1-75]で複勝率3.8%、牡馬混合戦組は[2-2-0-32]で複勝率11.1%と、明暗ハッキリ。単勝適正回収値や複勝回収率の差も、比較にならないほどに大きい。
人気を限定しないで集計した次のデータも、なかなか興味深い。前走で牝馬限定戦を使われてきた組は、当然ながら秋華賞組と府中牝馬S組がそのほとんどを占めるが、こちらは秋華賞組が明らかに優勢。ディアドラのように、秋華賞で3番人気以内に推されていた馬であれば、自信を持って買える内容だ。
前走で牡馬混合戦に使われていた馬は、オールカマー組と京都大賞典組が好成績。また・・・
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小林誠
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競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。