2017年11月14日(火) 18:01 63
「長かった」と語る今回の騎乗停止。復帰してからの心境を語ってくれました
小牧騎手の復帰と同時に、『太論』も通常運転を再開。小牧騎手自身、「長かった」と語るこの度の騎乗停止。騎乗馬の減少も「当然」として受け止め、一から出直す覚悟でレースに臨んでいるそうです。今回は、復帰初日を振り返りながら、現在の心境を語ってくれました。
(取材・文/不破由妃子)
──11月の1週目は、10月9日以来、約1カ月ぶりの騎乗となりました。積極的な競馬から小牧さんの気迫が十分伝わってきて、応援にも力が入りました。
小牧 ありがとう。最初の新馬(京都6R・アポロロッキー5着)はちょっとしんどかったけどね(笑)。
──初っ端から追わせる馬でしたからねぇ。
小牧 そうやねん。でも、いいモノを持っているのは感じたし、次につながる競馬はできたんちゃうかな。
──2着争いでしたが、貴船Sのカネトシビバーチェも熱かった!
小牧 あのレースは我ながら完璧やったけどね。勝ったと思った。まぁ相手が一枚上やったということ。1400mは安定して走るし、まだまだ期待ができそうな馬やね。
──久々とあって、初日は「お帰りー!」といった声も多かったのでは?
小牧 うん。最初のパドックでは声援がたくさん聞こえてきてうれしかったです。いつもの「小牧太騎手、応援しています!」のお兄さんもきてくれていたし。その声を聞いて、「あぁ、またこの日々が始まったな」って。
──騎乗停止が続いたこともありますが、6日間はさすがに長く感じますものね。
小牧 今回はとくに長く感じたね。前回は・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。