2018年02月08日(木) 18:01
▲東北楽天ゴールデンイーグルスの自主トレに参加!(下段右から、石原選手、岡島選手、福山選手、上段右から、トレーナーの幸さん、瑠星騎手、中谷騎手、藤田選手、通訳の安藤さん)
こんにちは、坂井瑠星です。
今回と次回は、騎手免許更新試験のため一時帰国した1週間の話をしたいと思います。
真夏のオーストラリアから真冬の日本への移動ということで、覚悟はしていたものの、「思った以上に寒い!」というのが帰国した第一印象。一週間、この寒さに耐えるのか…と思いながら、まずはとある目的のために京都へ向かいました。インフルエンザに感染することだけは避けたかったので、つねにマスクをして行動していました。
その目的とは、僕がオーストラリアに行くにあたって様々なサポートをしてくれた通訳の安藤さんの紹介で、東北楽天ゴールデンイーグルスの自主トレに参加させてもらうということでした。緊張もありましたが、初めての経験なので、参加できると決まったときからとても楽しみにしていました。
今回はキャンプに向けての自主トレで、場所は「わかさスタジアム京都」。まずは入念なストレッチ、ランニングをしてウォーミングアップをし、その後、ピッチャーと野手にわかれてトレーニングをしていました。僕は翌日に高知でのレースを控えていたので、ストレッチとランニングのみの参加でしたが、ストレッチだけでも多くの種類があり、レース前によさそうな動きもあったのでいい勉強になりました。
ウォーミングアップとはいえかなりハードな動きもあり、それだけで全身筋肉痛になりそうなほど。雪が降っていたので、残念ながら外での投球やバッティングは見ることができませんでしたが、プロ野球選手のパワフルな動きを間近で見れたのはとても新鮮で、貴重な経験になりました。
選手のなかには競馬に詳しい方もいて嬉しかったです。そして、もっと頑張ろうという気持ちになりました。
今回、僕がトレーニングに参加することができたのは、快く受け入れてくださった藤田選手をはじめとする関係者の方々のお陰です。本当に感謝しています。そして、このような経験ができて、自分は本当に恵まれているなと改めて感じました。これからも機会があれば参加してみたいと思います!
トレーニングのあとは、調教中のアクシデントで左足の楔状骨を骨折し、入院している川又賢治の様子を見に行きました。
▲入院中の川又騎手「怪我に負けず、またファンの皆さんの前に堂々と出れるように頑張ります!」とのメッセージをいただきました
デビューは僕の1年後でしたが、中学校の同級生である川又のレースはいつもチェックしていますし、最近も連絡を取り合っています。それに、僕たちには「ふたりでダービーの舞台に立つ」という夢もあります。・・・
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坂井瑠星
1997年5月31日、東京都生まれ。父・坂井英光は大井競馬所属の調教師、叔父も元騎手の坂井薫人という競馬一家。同期には荻野極、木幡巧也、藤田菜七子ら。2016年に栗東・矢作芳人厩舎でデビュー。2019年、ノーワンでフィリーズレビューを勝利し重賞初制覇。2020年には、ダノンファラオでジャパンダートダービーに勝利し交流GI初制覇を飾った。日本だけの騎乗でなくオーストラリア、ドバイなど多くの海外遠征にも挑戦している。
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