2018年04月04日(水) 18:00 32
今週はいよいよ桜花賞。netkeiba.comの予想単勝オッズではラッキーライラックが抜けた存在となっています。よって、この馬の最終追い切りに関してはトレセンニュースで取り上げさせていただきました。ニュースにも少し記載しましたが、ポイントは向正面。ここでの仕草で、あらためてこの馬の強さを感じる追い切りでした。
この主役を猛追すべき存在はどの馬か。馬券を組み立てる上でもこれが重要になってきますが、個人的には抽選組の中に一発魅せてくれそうな馬がいるような気がします(編集部注:モルトアレグロが回避予定となりましたため、フィニフティ、スカーレットカラー、トーセンブレスは抽選なしで桜花賞に出走できる見込みとなりました)。でも、結局は阪神JF、チューリップ賞と同じ結果、なんてことになりやすいのが、過去の桜花賞に通じるところでもあります(笑)。
【桜花賞/リリーノーブル】
普段の坂路馬場での調教を微妙に変えてきた今回。これにより「上に向かっていた力が前へ向くようになった分、同じ力で走ってもストライドが伸びて、楽に速く走れるようになっています」とは調教に跨る仲田雅興調教助手。私が坂路で直接走る姿を見れるのは火曜日しかありませんが、3日もこの言葉が納得できる走りを見せています。
最終追い切りをどんな調整にしてくるか注目していましたが、川田将雅騎手が跨って単走。CWを2コーナーから入場しての追い切り。前半はゆっくり走らせたため、少しだけ行きたがっているようにも見えました。ただ、その影響がなかったと思ったのは最後の伸び。最後の直線はなかなか手前を替えませんでしたが、替えてからのストライドは豪快。前走よりも状態はかなり上がっていると思えるだけに、あとはいろんな状況がこの馬に向いてくれるかどうかだけ。
前走よりも状態はかなり上がっているリリーノーブル(4月4日撮影)
【桜花賞/マウレア】
最終追い切りは5日に行うようで、4日は角馬場からCWをキャンターで1周半という内容。1週前追い切りは・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ