2018年06月11日(月) 18:00 18
中央時代は美浦の小西一男厩舎に所属し、新馬戦を田辺裕信騎手とのコンビで優勝したブラックレッグ。3歳に入ってからは大井の的場直之厩舎の一員となり、3歳重賞の黒潮盃は矢野貴之騎手と制して念願の重賞ウイナーに輝きました。
ブラックレッグと言えば、何と言っても白い前髪。体は青鹿毛で黒光りをしているのに、前髪だけが白い……。一度見たら忘れられないルックスでした。600キロ前後の雄大な体で、白い前髪をなびかせながら走る姿は、多くのファンを魅了。ブラックレッグが走る時は、カメラ撮影をしている人たちがいつもよりたくさんいて、大井競馬場の人気者の1頭でした。
そんなブラックレッグが現役を引退して、現在は乗馬生活を送り始めたそうです。
「こういうルックスの馬は初めて見ましたね。だからと言って、珍しいだけではなくて、能力も非常に高くて重賞まで勝ってくれて、本当にすごい馬でした。このルックスなので引退後はいろんなオファーもあったのですが、今は乗馬クラブでかわいがって頂いています。お疲れ様でしたと伝えたいですね」(的場調教師)
競走馬として走るブラックレッグの姿を、もう少し見ていたかったなぁと言うのはファンの人たちの共通の思いでもあると思いますが、今度は第二の馬生を幸せに過ごして欲しいですね。
厩舎にいた頃の愛らしいブラックレッグ
ブラックレッグが南関東にいた時間、とてもとても楽しかったです!!!ありがとうございました!!!
南関東競馬には中央からの実績馬が続々と仲間入りをしていますが、エピカリス(美浦・萩原清厩舎)も先月から一員になりました。UAEダービー2着や北海道2歳優駿優勝などの実績馬。
現在は福島県のノーザンファーム天栄にいるそうで、レース復帰は夏頃を予定しているそうです。今後は大井・藤田輝信厩舎の外厩馬として茨城県のミッドウェイファームでトレーニングを積むそうですが、どのレースから使い出すのか楽しみですね。
なお、前回のリスタートでもお伝えしたリッカルド(美浦・黒岩陽一厩舎⇒船橋・佐藤裕太厩舎)。あの時点では、帝王賞(大井・2000m)と京成盃グランドマイラーズ(船橋・1600m)を両にらみであることはお伝えしましたが、帝王賞に矢野騎手とのコンビで出走することが決定したそうです。
南関東に移籍後4戦4勝と負けなし。現在は地方競馬希代の名馬に関わってきた面々が、ダート1本で仕上げています。古巣・中央馬たちを相手にどのくらいの走りを見せてくれるのか?!個人的にもすでに熱くなって、ワクワクが止まりません(笑)。
移籍後底を見せないリッカルドがGI帝王賞に挑む
帝王賞は6月27日(水)に実施されます。その日は最初に浦和競馬場でレースが行われて、その後、バトンを受ける形で大井競馬場のレースが実施されるという、リレー開催の日。競馬好きにはたまらない1日になりそうです。
次回のリスタートでは帝王賞の話題をお伝えできそうです。6月25日(月)にお会いしましょう!