2018年10月18日(木) 18:02
▲新潟記念、鞍上が語る異例ローテと“超大外一気”の意図とは(撮影:下野雄規)
いよいよ今週は牡馬クラシック最終戦の菊花賞。自信をもって臨みながら悔恨のダービーとなった池添騎手にとって、絶対に譲れない大一番となります。そこで対談企画の最終回は、池添騎手自身が哲三氏とともにブラストワンピースの前走・新潟記念を回顧。異例ローテを組んだ意図や、最後の直線で千直のレース並みに外ラチ沿いを通った理由などを明かすともに、“一番強い馬”を証明することへの意気込みと手応えに迫ります。(構成:不破由妃子)
哲三 最後に菊花賞に向けての意気込みを聞きたいんやけど、ダービー以来となった新潟記念は快勝やったね。
池添 新潟記念のときは、すごく状態が良かったんです。当日の馬体重はダービーからマイナス2キロでしたが、一度プラス10キロを経験したからか、僕が乗った1週前追い切りにしても当日の返し馬にしても、走りがすごく素軽くて。
哲三 レースでは、道中ちょっと気合いをつける場面があったね。
池添 はい、道中は少しボケてましたね(笑)。僕ね、絶対に福永先輩(メートルダール2着)が後ろにいると思っていたんですよ。だから、ダービーの二の舞だけは避けたいと思って、4角で早めに外を確保したんです。
哲三 ああ、ピタリと後ろにいたよね。
■9月2日新潟記念(1番:ブラストワンピース)
池添 この前、福永先輩ともそのときの話をしたんです。「締められるのが嫌だったから、ちょっと早いかなと思いつつ、4角を回り切ってすぐに外に出したんです」と。そうしたら・・・
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佐藤哲三
1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。
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