2018年10月21日(日) 18:00 12
▲モズアスコットがG1馬の貫禄を見せるか(C)netkeiba.com
血統専門家・望田潤によるスワンS有力馬5頭の血統分析!
モズアスコット
母インディアはコティリオンBCH(米G2・ダ8.5F)勝ち。イトコに北米G1勝ち馬トゥオナーアンドサーヴがいる。母父ヘネシーは日本で成功しているストームキャット系でミスエルテの母母父。本馬とミスエルテは父フランケルも同じで、全体の配合パターンも似ている。母方のナスキロ柔さで走る大箱向きマイラーで、京都芝外1400は最も力を発揮できるコースの一つだろう。“いきなりG1馬”の貫録を見せる。
距離○ スピード◎ 底力◎ コース◎
ロードクエスト
さかのぼるとチトセオー、キャンドル、メガワンダー、アンプルールなどサクラの活躍馬が出るクレアーブリッジの牝系。マツリダゴッホ×チーフベアハート×リアルシャダイだから機動力型なのか斬れ型なのか、マイラーなのか中距離馬なのか判然としない血統だが、最近は以前にもましてマイラーっぽい体型になってきた。京都外回りをズバッと差し切るほどの鋭敏さはないので、好位でソツなく運びたい。
距離○ スピード○ 底力○ コース○・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo