2018年10月24日(水) 18:00 52
先週の菊花賞。まずは予想を参考にしてくださった皆様、申し訳ありませんでした。◎グレイルの状態に関しては、過去最高だったと今でも思っていますが、言い訳をさせてもらえるならレースペース。せめて残り800mからは速くなるはずのレースが、残り400mの地点まで、1Fのラップが12秒を切らない「超」がつくスローペース。最後方に近い位置から追走していたので、見せ場すらないままに終わるのは展開が大きな要因だったことは間違いありません。
これによって起こった事象がメンバー最速上がりをマークした馬が5頭もいたこと。上位3頭に加えて、グローリーヴェイズとシャルドネゴールドが33.9秒でした。グレイルは34.3秒なので、展開が流れたとしても末脚で負けてる、という判断もあるかも知れませんが、道中の流れが違えば、全体的にこの数字は大きく変化すると思います。いずれにせよ、こうなってしまったら、ごめんなさいとお詫びするしかないので、天皇賞・秋ではそんなことにならないように、展開を読み切りたいと思います。
あと、重賞は27日の土曜日にアルテミスSとスワンSがありますが、前者には美浦の良血馬がたくさん出走予定ですね。これらに対して、どんなレースを見せてくれるか。栗東から注目の1戦1勝馬が東上するので、これに関しては下記で取り上げさせてもらいました。
【天皇賞・秋/スワーヴリチャード】
1週前追い切りはこの馬らしいというか、スピード感が抜群で、時計的にも見た目的にも文句ない走り。ここまで丁寧に乗り込んできて、中身が出来ているからこその動きだったと解釈しています。
それだけに最終追い切りを・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ