2019年03月24日(日) 18:00 23
17年からG1に昇格した阪神芝内2000戦。17年はキタサンブラックが2番手から抜け出し、18年はスワーヴリチャードが3角先頭から押し切り。2着はともに内目をロスなく立ち回って差したステファノスとペルシアンナイトで、良だと外々を回って差し切るのはなかなか難しいか。キタサンもスワーヴも「父スタミナ×母スピード」「父中距離×母マイラー」の配合形で、この配合形は母のスピードで先行し父のスタミナで粘る脚質になりやすいので、大阪杯向きといえるだろう。(解説:望田潤)
アルアイン
母ドバイマジェスティはBCフィリー&メアスプリント(米G1・ダ7F)勝ち。母が北米血統のパワースプリンターで、ディープ産駒にしてはパワーと機動力が売りで斬れ味は並。このあたりはリアルインパクトと似たイメージだが、エーピーインディが入るので・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo