2019年05月01日(水) 12:00 25
●セレナズヴォイス(牝 栗東・藤原英昭 父Honor Code、母Thegirlinthatsong)
母Thegirlinthatsongは米テキサス州で生産され、ラカナダS(米G2・ダ8.5f)を勝った。悲劇の名牝Eight Belles(牝馬ながらケンタッキーダービーで2着と健闘したものの安楽死処分に)とよく似た配合構成であり、繁殖牝馬として期待できる存在だ。
父Honor CodeはメトロポリタンH(米G1・ダ8f)とホイットニーS(米G1・ダ9f)を勝って米古牡馬チャンピオンとなった活躍馬。Serena's Song(米3歳牝馬チャンピオン)の牝系に「A.P.Indy×Storm Cat×Mr.Prospector」という良血なので種牡馬として期待できる。現2歳世代が初年度産駒。本馬は「Honor Code×My Golden Song」という見慣れない血統ながら、近年のアメリカの名血が集められており悪くない。ダート中距離で活躍できそうだ。
●ダーヌビウス(牝 栗東・石坂正 父キングカメハメハ、母ドナウブルー)
イシュトヴァーン(現オープン/父ルーラーシップ)、ドナウデルタ(19年チューリップ賞-GII・4着/父ロードカナロア)の4分の3妹。母ドナウブルーは・・・
栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG