【中京記念】Bコースに変更されて馬場レベルの上昇は確認済!あとは、雨の影響の度合い!

2019年07月18日(木) 19:00

 こんにちは、むねひろ よしたかです。

 海外競馬についてのニュースが複数あります。

 8月10日にイギリスで行われる『シャーガーC』に、ウィメンジョッキーズワールドCを優勝した功績から藤田菜七子騎手が選出されました。

「イギリス・アイルランド選抜」・「ヨーロッパ選抜」・「世界選抜」・「女性騎手選抜」の4チーム(各3騎手)が、6つのハンデ戦によるポイント制で争われます。

 川田将雅騎手も「世界選抜」チームに選出されました。12名しかいないメンバーに日本人が2名もいるというのは凄いことだと思います。

 10月6日に行われる凱旋門賞に挑戦するキセキ・ロジャーバローズの2頭が、共に9月15日の前哨戦に使われることが発表されました。

 キセキがフォワ賞・ロジャーバローズがニエル賞が有力とのことです。

 7月27日(土曜日)にイギリスで行われるキングジョージ6世&クイーンエリザベスS<G1>(芝2390m)にシュヴァルグランが挑戦します。

 このレースには、先月のプリンスオブウェールズSを制したクリスタルオーシャンに、凱旋門賞2連覇中のエネイブルも出走を予定しています。

 レベルの高いメンバーが揃い非常に楽しみです!!勿論、馬券発売の対象レースとなります。

◆中京記念

ターゲット馬→カテドラル

(c)netkeiba.com

 2走前のアーリントンCからこのマイルの距離に矛先を向けられました。スタートで後手を踏んでしまい前半は最後方からの運びとなってしまいましたが、直線では凄い末脚を見せてクビ差・『2』着まで追い込みました。直線半ばまで前が壁になってしまい全く追えなかっただけに、スムーズならば差し切っていたことでしょう。

 続く前走のNHKマイルCでもゲートは決められませんでしたが、0.1秒差・『3』着と軽い芝にも対応して好走しました。末脚を生かす形を完全に物にしたと言っても良いでしょう。

 ただ、翌週のヴィクトリアマイルとは時計差が2.0秒もあっただけに、重い芝に舞台が替わるのは好感が持てます。直線の急坂も前述のアーリントンCで既にこなしていますし、新馬戦とはいえ実際にこの中京での勝ち星もあります。斤量差を生かして古馬との差をどこまで埋められるかでしょう。

ターゲット馬→プリモシーン

(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 前走のヴィクトリアマイルは、クビ差・『2』着。僅かに捉え切ることが出来なかったものの、自身も大幅にレコードを更新しての1:30.5でした。5走前の関屋記念でも1:31.6で勝っているように、軽い芝の時計勝負を得意にしているのが分かります。それだけに、今回は重い芝の中京にコースが替わるのはマイナス材料となります。

 しかし、2走前の小回りコースの中山でのダービー卿CTでも僅かにクビ及ばなかったものの、良く追い込んでいるようにこなすことは十分出来ます。何より中京は、長い直線を有するコース。これは末脚を生かす同馬には願ってもない要素です。

 問題は2点。55.5キロのハンデは、牡牝の差を考えれば実質トップハンデ。これによる他馬との斤量差と、あとは雨の影響。新馬戦で「稍重」の中で『2』着。ある程度ならばこなせそうですが、時計が掛かる要素は前述通り歓迎は出来ません。

ターゲット馬→ミエノサクシード

(c)netkeiba.com

 マーメイドSで『3』着・京都金杯で『3』着・阪神牝馬Sで『3』着と、牝馬限定戦か斤量利のあるハンデ戦ならば重賞でも通用するところを見せています。そして、前走のヴィクトリアマイルで17番人気という低評価ながら『6』着に健闘。力を付けているのを示しています。「ここに来て馬が漸く完成してきた」という陣営のコメントもあります。

 ただ、『2』着のプリモシーンとは0.6秒という時計差があるだけに、それを埋めることが出来る重い芝の中京にコースが替わることは同馬には大きな歓迎材料となります。実際に前述の3重賞の時計は1:59.4・1:35.1・1:33.7と目立つものではありませんでした。時計を要せば、出番があってもおかしくありません。道悪の影響はどうかですが、「稍重」では勝ち星があるだけにある程度ならばこなせるでしょう。

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棟広良隆

日本屈指の理論派で、高配当馬券に注目する“競馬穴リスト”。馬場レベルを基本とする『激走レンジ<range>』を駆使するのは既に有名だが、『馬券の買い方』についてもこれまで世になかったメカニズムを発表し、第一人者となる。グリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』でも活躍中。主な著書に『同じ予想でプラスになる人、ならない人』など。
公式ホームページ名は『ムネヒロネット』。

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