【神戸新聞杯】急坂で直線が長い阪神外回り ヌレイエフのナスペリオン的斬れが重要

2019年09月16日(月) 18:00

直線が長く急坂付きの阪神外回り。ナスペリオン的な斬れ味を重視すべきで、過去5年の神戸新聞杯で馬券に絡んだ15頭のうち、実に9頭がヌレイエフの血を引いている。ミッキーロケット(6人気2着)、メイショウテッコン(6人気3着)、トーホウジャッカル(9人気3着)と穴になるケースも多い。1〜3人気で固く決まった17年にしても、レイデオロもキセキもサトノアーサーもヌレイエフ持ちだ。ちなみにここで取り上げた5頭でヌレイエフの血を引くのはサートゥルナーリアだけ。(解説:望田潤)

ヴェロックス

 母セルキスは独オークストライアル(独G2・芝2000m)勝ち。母父モンズンはドイツの名種牡馬でソウルスターリングなどの母父。このドイツ血脈を「1/4異系」とし、残りの3/4でノーザンダンサーの血をクロスした好形で、ジャスタウェイの男馬らしい持続力に富む中距離馬。川田騎手と手が合うタイプだが、ダービーはやや後手に回ってしまい持ち味を出し切ったとは言えない。大箱2400はベストコースだから、まずは秋の成長に注目。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎

サートゥルナーリア

 リオンディーズの3/4弟でエピファネイアの半弟。母シーザリオはオークス馬。父がキンカメからカナロアに替り・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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