2019年11月24日(日) 18:02 93
▲インティを管理する野中調教師が最新の状態を語る (撮影:大恵陽子)
7連勝で今年のフェブラリーSを制覇したインティ。豊富なスピードでの逃げ切り勝ちは衝撃を与えました。チャンピオンズCでダートGIのダブル制覇を目指しますが、前走みやこSではまさかの15着。
59kgという重たい斤量、ハイペースな流れ、4コーナーでの他馬との接触など考えうる要因は様々ありますが、現在のインティの状態はどうなのでしょうか? 管理する野中賢二調教師に伺いました。
(取材・構成=大恵陽子)
――前走のみやこSは59kgを背負いながらも、スタート後はスピードに乗りましたね。
野中賢二調教師(以下、野中師) そうですね。でもそのぶん、1コーナーの入りがちょっと中途半端になってしまいました。リアンヴェリテとスマハマの2頭が速いのでその後ろでいいと思っていましたが、予想よりも前に行きました。その2頭に並んだ瞬間、スイッチが入ってしまって難しい競馬になりました。
――向正面に入ると、内の2頭からは離して外を走らせていました。
野中師 馬がエキサイトしているから外に離しましたが、それでもなかなか収まらなかったですね。彼の脆さが出たというか。
――4コーナーでは他馬と接触し、ジョッキーが手綱を大きく引く場面がありました。
野中師 あれは仕方がないです。こちらも脚がなかったですから。すぐにやめて、ダメージを心配しましたが、全然問題ありません。レース自体はほぼ走っていないので、心臓のダメージはほぼありません。
――脚元やメンタル面への影響はどうですか?
野中師 問題ありません。
・・・
netkeiba特派員
有名予想家・ライターによるGIスペシャルコラムや、有力馬密着レポート、1週前からの調教レポートなど、GIレースの攻略情報をどこよりも詳しく、より濃密にお届けします。公開はプレミアムサービス限定となります。