2020年04月19日(日) 18:00 14
開幕週の京都外マイル戦だから、3~4角で下りながらスピードに乗って直線速い上がりを出せる馬が有利。
下りでスピードに乗るには前駆を上手く大きく使って走れるほうが有利で、ダノンプレミアムの母系に入るハビタット、サングレーザーの母系に入るロードゲイロード、イスラボニータの母系に入るコジーン、レッドアリオンの母系に入るドローン、あとディープインパクトの母系に入るサーアイヴァー、これらサーゲイロードの柔らかさを伝える血を重視したいところ。(解説:望田潤)
インディチャンプ
アウィルアウェイの3/4兄で、母母トキオリアリティーはリアルインパクトやネオリアリズムなどを産んだ名繁殖。ステイゴールド×キングカメハメハはステイフーリッシュと同じ。母方の影響も強いマイラー体型で、鋭敏な加速は現役屈指だが、そのぶん折り合いが難しい血統でもある。昨年は超スローで前半かかって4着。中山記念は重かったのもあるが、今は1800は少し長いか。マイルCSと同コースで流れて折り合えば。
距離◎ スピード◎ 底力◎ コース○
ヴァルディゼール
ゴットフリートやマデイラの甥。セックスアピールにさかのぼる名牝系でトライマイベスト≒ロシアンバレットの3/4同血クロス5×3を持ち、母父がサンデー系だからアーモンドアイと・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo