2020年08月23日(日) 18:00 14
ワンターンで長い直線のマイル戦。ヌレイエフ(ケイデンスコール、アンブロークン、ミュゼスルタン、ビッククインバイオ、イブキ)、トニービン(ウーマンズハート、ケイデンスコール、フロンティア、イブキ)、ダイナサッシュ(ケイデンスコール、フロンティア)など、有力なナスペリオン血脈から大箱向きの末脚を受けた馬が毎年上位を賑わせる。ここで取り上げた4頭では、フラーズダルムがトニービンを母母父に持つ。(解説:望田潤)
シュヴァリエローズ
ローズノーブルの全弟でアジュールローズやローズミラクルの3/4弟。母ヴィアンローズはノネット賞(仏G3・芝2000m)勝ち馬。母系にカーリアンの血を引くディープ産駒にはダノンシャーク、サトノラーゼン、母クロウキャニオンきょうだいなどがいる。本馬は「フランス牝系のダノンシャーク」というイメージで細身でしなやかでダノンよりジワッと斬れる。大箱が合っているし、新潟外マイルでも斬れ味を見せるだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ジュラメント・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo