2020年10月04日(日) 18:00
1600という本格的ロケーションで行われる2歳秋の重賞。19年勝ち馬サリオスは朝日杯に勝ちダービーと皐月賞で2着。18年勝ち馬グランアレグリアは桜花賞と安田記念に勝ち、17年勝ち馬ダノンプレミアムは朝日杯と弥生賞に勝ち、17年2着ステルヴィオはマイルCSに勝った。現時点の完成度だけでなく、器や将来性も重要視したいレースだ。1人気は過去5年[2-2-1-0]で、人気になる素質馬はある程度信用できる。重賞に格上げされてからはディープ産駒は4頭が出走し[2-0-1-1]。昨年はハーツクライ産駒のワンツーだったが、東京の重賞らしくトニービン持ちも馬券によく絡んでいる。(解説:望田潤)
インフィナイト
ブラックスピネルの半妹で、ダンビュライトの姪で、マリアライトやクリソベリルなども出るおなじみキャサリーンパーの牝系。父モーリスは現2歳が初年度産駒で、カイザーノヴァなどを出して2歳リーディングの首位を快走している。本馬はサンデーとダンジグとリヴァーマンのクロスだが、代々リボー系のクロスも重ねており、父系と牝系のパワーを感じさせる走り。ここは東京の高速馬場でどれぐらいやれるか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
キングストンボーイ
エポカドーロの半弟で、母ダイワパッションはフィリーズレビュー勝ち。牝祖チカノヴァの産駒にデルマーダービー(米G2・芝9F)のダロスがいる。母父フォーティナイナーらしくテイエムジンソクやマイスタイルのように一本気に先行したがる面がみられるが、配合的にはナスペリオン的斬れが強く東京は合うだろう。マイラーではなく中距離馬なので、2000あたりでフワッと先行したほうが味があるタイプか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
ジャンカズマ
サーブルオールの全弟で、ビキニブロンドやサンラモンバレーの半弟。母モンローブロンドはファンタジーS2着。母母ソニンクはランフォルセやノーザンリバーの母で、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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