2020年12月24日(木) 20:01 33
競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・加藤剛史トラックマンにホープフルS出走予定馬の馬体診断を行っていただきました。診断馬はアオイショー、アドマイヤザーゲ、オーソクレース、シュヴァリエローズ、タイトルホルダー、ダノンザキッド、ホールシバン、マカオンドール、ヨーホーレイク、ランドオブリバティの10頭です。
(デイリースポーツ 馬サブロー・加藤剛史)
アオイショー
美浦・中舘英二厩舎 牡2
▲12月16日撮影
細い首差しで頭の位置が高め。背中が短く、胸前の造りと比べるとお尻が薄手。顔つき、馬体ともに幼い面を残している。ロードカナロア産駒でも脚が長く手脚を大きく伸ばしたフォームなので、2000mの距離も問題なくこなした。冬場で肌つやは冴えないが、丸み十分の馬体をキープできており、初戦同様の状態にはありそうだ。
アドマイヤザーゲ
栗東・友道康夫厩舎 牡2
▲12月17日撮影
爪の状態がまだ安定していないようだが、太めを残さないように意欲的に調整。パーツパーツがしっかりとしていて脚が長い大型馬。トモが発達していて後肢の強い蹴りから上質な末脚を繰り出している。ハリがなく全体にノッペリとして映るので見た目の印象はさほど良くないが、前走もこのような状態での出走。これでいいと判断したい。
オーソクレース
美浦・久保田貴士厩舎 牡2
▲12月17日撮影
若い頃の母と比べると早い時期での完成度が高く、前後のバランスが整ったグッドルッキングホース。長めの背中で背腰がしっかりしていない現状なのでトモは流れ気味だが、前軸でしっかりと地面を捕らえていて力強さを感じさせる姿だ。小顔で品のある顔立ちで難しさがなく利口そうな馬。タフな馬場もこなせるパワーを感じ、欠点は少ない。
シュヴァリエローズ
栗東・清水久詞厩舎 牡2
▲12月16日撮影
マイル前後がベストと思える造りだが、・・・
netkeiba取材班
相馬の達人たちが重賞レースに出走する有力馬の馬体を診断します。