2021年03月03日(水) 18:02 22
▲今回のテーマは「アスリートの体作り」について! (撮影:桂伸也)
佑介騎手の友人でもある、競輪の近藤龍徳選手(愛知支部所属)をゲストにお迎えしての異業種対談。コーナー初のzoomでの対談ですが、対面と変わらず熱く深いトークを展開中です!
今回のテーマは「アスリートの体作り」について。お互いの業種のトレーニング事情の話から、近藤選手の独特すぎるトレーニングも判明。もう一皮むけるためには何をすべきか、同世代アスリート同士がリアルな胸の内を明かします。
(取材・構成=不破由妃子)
──ジョッキーと競輪選手は、同じアスリートというカテゴリーではありますが、体作りは全然違いますよね。
佑介 ジョッキーは、競輪選手のような激しいトレーニングはしませんからね。
近藤 減量がありますもんね。やっぱり減量って大変なんですか?
佑介 人によるかな。俺は絞らなくちゃいけないから、軽い斤量で乗るときは1週間で3キロくらい落とすよ。
近藤 へぇ~。僕らもね、ただ筋肉を付ければいいという話ではなく、一番動ける体を作っていくことが大事なんです。どういう体を作れば一番自転車が進むのか…ずっと考えてます。そこは誰にも負けないつもりなんですけどね。
ただ、周りを見ると、最近はやっぱりウエイトトレーニングが主流なんですよね。今はいろんな情報が入ってきますから、内容的にもレベルが上がっているのもあって、最近の選手の傾向としてはすごく目立ちます。
佑介 龍くんはどういうことをしてるの?
近藤 僕は……何もしてない(笑)。いろんなスポーツ選手のインタビューを見たり読んだりするのが好きなんですけど、メジャーリーガーの菊池雄星選手が「日本の選手は、練習とトレーニングを分けていない」って言ってたんですよ。それを自分に当てはめたら、自転車に乗って自転車を扱う技術を磨くのが練習で、それ以外のすべてがトレーニング。そういうつもりでやってるんですけどね。
▲近藤選手が考える「練習」と「トレーニング」の違いとは? (撮影:桂伸也)
佑介 それ以外のすべてとはたとえば?・・・
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。